執筆始め1

私が、一番最初に、「小説を書いてみたい」と思ったのは、あれは、確か、中学時代でした。ちょうどテレビで、古谷一行さんバージョン、映画では、石坂浩二さんバージョンで、「金田一耕助」のシリーズが流行っていた頃でした。原作を見て、特に表紙の

杉本一文先生の絵のおどろおどろした雰囲気にも感動し、小説をドラマの公開順で読んだものです。「あんな小説書ければいいな」と思って挑戦しますが、数行で、まったく進みません。それどころか、終わってしまったのです。小説の難しさを痛感させられ、その時は早々と、書くのを諦めたものでした。(つづく)