2023-01-01から1年間の記事一覧

執筆始め25

小説を書き上げることができるようになると、「一つのハードルを飛び越えた」といってもいいだろう。それが自信になり、それまで簡単にあきらめていた自分を、「何だったんだろう?」と思うようになるかも知れない。その時になって、改めて、「ハウツー本」…

執筆始め24

小説を書き上げるということは、確かに難しいが、「書き上げることに意義がある」と考えると、それこそ、オリンピックで聞いたことのある言葉を連想する。ただ、オリンピックの場合は、参加することに意義があるというのは、各地域の予選を勝ち抜いて、出て…

執筆始め23

少し前回は、「小説を書き上げること」というものを、マイナスイメージで書きましたが、それは、ネガティブな発想ではないということも言えるような気がします。しかし、最後まで書き上げるということは、決して悪いことではなく、「初志貫徹」というものが…

執筆始め22

小説を最後まで書き上げるということは、思った以上に難しいことでした。一番最初にそれをしようとすると、自分の中で、「何か一つのことを、犠牲にしたのではないか?」と思えるようなことがあったのだ。もちろん、それは最初の一回だけのことで、それが何…

執筆始め21

小説というものを書いていくうちに、最終的な、始まりの原則として、「最後まで書き切る」という前提があるということを、再度思い出していた。ハウツー本に書かれていた。「とにかく、最後まで書き切ることが先決だ」ということであるが、ここまで考えてく…

執筆始め20

小説を書くというのは、ある意味、長い文章を書くという意味で、「文字を埋める」ということで、どうしても、文字数を稼ぎたくなるのも仕方がない。逆にいえば、文字数を稼げないから、文章が続かないともいえる。だから、「一つのシチュエーションから、い…

執筆始め19

カフェやファミレスでの執筆は、「写生をすること」ということから始まりました。それは、小説を書くということが、どういうことなのかということを感じさせるのでした。「どうして文章が続かないのか?」ということを考えると、「膨らませられないから」と…

執筆始め18

カフェやファミレスで執筆をするようになった。筆記先は、もちろん、原稿用紙ではなくノートである。お店に入ると、窓際の席にいつも座る。ここだと、表も見えるし、店内も、一望できる。最初は、「写生をしよう」という考えからだった。目の前で展開するこ…

執筆始め17

プロットを書き始めるには、さすがに最初は抵抗がありました。まず、どう作っていいのかがよく分からなかったし、文章もまともに書けないという気持ちの中で、プロットを作っても、本当に文章が続くのかという疑問があったからです。しかし、実際にやってみ…

執筆始め16

プロットの書き方というのはいろいろあって、テンプレートのようなものが決まっているわけではないが、執筆ソフトの中には、プロットの書き方が標準化されているものもあるらしい。しかし、私の場合は本当にラフである。プロットの中には、必死になって、細…

執筆始め15

「最後まで書き切る」ということは、口でいうほど簡単なことではない。特に、途中まで書けるようになってから、先に進むにつれて、自分で、何を書いているのか分からなくなることが往々にしてある。つまり、「どこを歩いているのかが分からない」ということ…

執筆始め14

ハウツー本というものを読んでいると、自分が書けない理由がどこにあるのか? という結論を最後に書いてくれているような気がした。ハウツー本というのは、最後に、一つ念を押すように書いていることとして、「書いている作品がどのようなものであれ、必ず最…

執筆始め13

ハウツー本の中には、小説の書き方を初心者から教えてくれるものもあります。基本的に、小学生の作文を書く前に習うようなことからあります。例えば、段落の後は一文字下げるだとか、禁則文字を上にもっていかない。あるいは、感嘆詞である、「?」「!」の…

執筆始め12

少し書けるという気持ちになった時、気分的に気が楽になったのか、余裕ができたというのか、今度は本屋に行って、「小説の書き方」なる、いわゆる「ハウツー本」を買ってきて、読んだりしていました。時代は、まだ、インターネットどころか、パソコンも普及…

執筆始め11

その次に考えたのが、「筆記具が悪いのではないか?」ということであった。「原稿用紙」というものが、何となくかしこまったように感じさせ、さらに縦書きということ、そして、マス目が大きかったりするので、書いていて、違和感が満載であった。そこで、普…

執筆始め10

最初の挫折のあと、「何が悪いんだろう?」と思っていましたが、その理由の中で最初に感じたのが、「家でやるから悪いんだ」と思い、やってきたのは、図書館の「勉強室?」でした。ここなら静かだと思っていたのですが、今度は、学生が多すぎて、却って気が…

執筆始め9

「いよいよ執筆!」ということで、威勢よく、机に座って、目の前に原稿用紙を広げ、自分の部屋という「完璧な空間」と思って、執筆を始めましたが、すぐに文章が詰まってしまい、先に進みません。やはり、気が散るのか、ついつい、テレビのスイッチをひねっ…

執筆始め8

実際に小説を書いてみようと思った時、基本的なことを何も知らずに始めました。プロットのようなものの存在すら知らなかったし、もっとも。知らなくても、普通は設計図くらいは書くのだろうけど、そのまま自分は書き始めましたね。なので、やはり数行書いて…

執筆始め7

阿刀田先生の作品を読んでいると、さすがに文章としては、歯切れがよく、だらだらとした感じがなかったのは、やはり、短編というところだったからでしょうか? そもそも、「短い文章の方が難しい」と言われていたくらいですからね。そして、先生の書いている…

執筆始め6

阿刀田先生の作品を、最初に読んだのは、就職してから、少ししてからだったでしょうか? 当時、知り合いになった友達と、近くのスナックによく行くようになり、そこで知り合った、たぶん40代くらいの主婦の人に、「この作家の小説面白いわよ」といって、その…

執筆始め5

自分が、「もう一度小説を書いてみたい」と思ったのは、ある作家さんの作品との出会いでした。その作家は、ミステリー作家というわけではなく、いわゆる「奇妙な味」といわれる、「奇妙なお話を書く」作家さんだったのです。そう、短編の名手といわれる阿刀…

執筆始め4

自分は、あまり「社会派推理小説」というのは、あまり読まなかったですね。そのあとちょうど、昭和の終わりから平成にかけてくらいからでしょうか、推理小説界隈もまた、少し変わってきました。それが、いわゆる「安楽椅子探偵」などのような、現場に行かな…

執筆始め3

当時は、探偵小説という名前から、「推理小説」、「ミステリー」と呼ばれるようにもなってきて、いろいろな社会問題、たとえば、「ゼネコン汚職」、「公害問題」、「零細企業」などといった問題が、会社や家庭などを巻き込みながら、主人公の活躍や、葛藤が…

執筆始め2

当時は、横溝正史先生、江戸川乱歩先生などの、いわゆる「本格派探偵小説」というものが流行っていました。ちなみに、本格派というのは、「トリックなどを駆使して、犯人が、探偵に挑戦するかのようなストーリー展開で、探偵がそれを鮮やかに解き明かす」と…

執筆始め1

私が、一番最初に、「小説を書いてみたい」と思ったのは、あれは、確か、中学時代でした。ちょうどテレビで、古谷一行さんバージョン、映画では、石坂浩二さんバージョンで、「金田一耕助」のシリーズが流行っていた頃でした。原作を見て、特に表紙の 杉本一…

はじめまして、森本晃次と申します。

はじめまして、今回初めて、こちらのサイトにて、ブログ登録を行ってみました。基本的には、趣味として行っている小説執筆、あるいは、鉛筆デッサンなどの、「お絵描き」が中心となろうかと思います。徐々に、具体的には、記事を書き進めていくうちに、書い…