執筆始め3

当時は、探偵小説という名前から、「推理小説」、「ミステリー」と呼ばれるようにもなってきて、いろいろな社会問題、たとえば、「ゼネコン汚職」、「公害問題」、「零細企業」などといった問題が、会社や家庭などを巻き込みながら、主人公の活躍や、葛藤があったりするという、「社会派推理小説」と呼ばれるものも出てきました。昔からの「探偵小説」の流れを汲みもの、社会派としては、ゼネコン問題として、例えば、ダム建設の問題であったり、零細企業の問題の中には、貧富の差の激しさから、学校でもやっていた、「同和問題」や、「部落問題」などというのも、描かれたりしていた時代でしたね。(つづく)