執筆始め14

ハウツー本というものを読んでいると、自分が書けない理由がどこにあるのか? という結論を最後に書いてくれているような気がした。ハウツー本というのは、最後に、一つ念を押すように書いていることとして、「書いている作品がどのようなものであれ、必ず最後まで書き切る」ということが大前提として必要なことだと書かれているのだ。なるほど、自分が今まで挫折してきたのは、簡単に途中であきらめていたからであった。その理由として、「どうせ自分には、プロのような作品が書けるわけがない」ということで、つまりは、できないということを、「才能がないから」ということにして、「逃げてきた」ということだ。「書き上げることに、才能はないのかも知れないが、書き上げてしまうと、それを才能というのではないか?」ということで、才能が、そのまま自信にもつながってくるということで、そういう意味で、「ここが、一つのターニングポイントだ」と言えるのではないだろうか。乗り越えるべき、道だということである。(つづく)